突然ですが、皆さんの記憶を呼び戻すものってなんですか??
実にそれはさまざまだと思います。
『この場所にきて、この風景をみるとあの時のことを思いだすなあ~』とか、
『この香りをかぐと、○○さんのことを思い出すなあ~』とか…。
私にとって一番記憶と共にあるのは、『音』なんです。
ご存知の方もいると思いますが、私は高校~大学までの7年間、吹奏楽漬けの毎日を過ごしました。毎日家を出るまでに一曲聴き、通学途中ウォークマンで演奏する曲を聴き、楽譜を見ていました。
『熱中』-。その言葉がぴったりでした。
でもどんなサークルもそうだと思うのですが、大学サークルともなるとサークルというよりもむしろ「会社」のようなのです。あのような集団行動には「悩み」がつきものなのです。特に吹奏楽のように、色々な楽器を吹く人間が集まって(楽器が違う時点で、既に考え方は違うものです)、さらに一つの曲を作っていくというのは、試練なのです。
どうやったらお互いに思いやりをもって、一つの目標に迎えるのか…。沢山沢山考えました。悩んで悩んで、泣いて泣いて、考えて考えて。他の人からみれば「たかがサークル。嫌ならやめればいい」そう思うかもしれません。でも諦められないんですよ。
『音楽が好き』その事実だけは、多かれ少なかれ、全員の意識の中にあるのです。
分かり合えなくても、歩み寄れる。それが私たちの出した答えだったように思います。
そうして答えを共に出した仲間は、私にとって一生の仲間になりました。
同い年に生まれて、たまたま同じ大学に入学し、たまたま同じサークルで仲間になった。育ってきた環境が違えば、価値観も違う。意見が合わないのは当たり前です。でも、何かを一緒に乗り越えれば、それは一生の仲間になるんです。
その出会いは奇跡的だとは思いませんか??
そして、そんな日々のことを思い出させてくれるのは、やはり私にとっては『音楽』なのです。
先日「結婚することが決まった」と仲間から連絡が入り、急に大学時代が懐かしくなり、一番悩んでいたころのコンクールの演奏のCDをかけてみました。
そうすると不思議に思い出すんですよ。東京の本番、着てた衣装が肌に触れる感覚とか、冷房のかかった舞台の感じとか、席に座った時にまぶしく感じたスポットライトとか、一列前に座る人の背中とか、指揮者を見ていた角度とか、演奏の後、頂いた拍手の音とか…。
それは全てビデオやアルバムではなく、『演奏』そのもの、音楽そのものから引き戻される記憶なのです。すごいですよね。
私にとって、大学時代は今も、そしてこれからの人生の基盤です。
『なにかを忘れたときは、この頃のことを思い出したい』今でもそう思います。
自分にとって、一番大切にしてきたものが、やはり一番大切なことを思い出させてくれるんですね。
最後に。。。一番心に残っている言葉があります。ふらっと立ち寄ったお寺のお坊さんが、教えてくれた言葉です。
『人は自分が一番苦しいとき、どれだけ人に優しくなれるかだよ』
出会いは、人生を変えます。皆さんにも、人生を変えるような出会いがありますように。今日のブログ担当は、野村でした☆
愛知県岡崎市の結婚式場・ゲストハウス
ブルー:ブラン
私も楽しい思い出ばかりの友人よりも、辛い時期を一緒に乗り越えた友人の方が結びつきが強いように感じます。
結婚を機に久しぶりに連絡を取ってみた反応とか・・・
野村さんにとっての大学生活は素敵な仲間との大切な時間だったんですね。
私の基盤になった大切な時間を思い出してみたくなりました。