感謝を伝える方法は人それぞれです。
あなたなら、一番感謝している人に、どのように気持ちを伝えますか?
手紙を読む。
プレゼントをする。
サプライズをする。
「ありがとう」と言葉を贈る。
色々方法はありますが、伝えたいのに、想いを直接届けることができなくなることもあります。
昨日結婚式を挙げられた新郎さんは、お父さんを幼い頃に亡くされました。
披露宴会場の家族席には、お母様の席の横に、お父様の写真とシャンパングラスがひとつ。
乾杯準備の時間に、おふたりが自ら新郎家の家族席へと向かい、そのグラスに、飲まれることのないシャンパンを注ぐ姿がありました。
それは、長い披露宴の時間の内の、ほんの一瞬のことだったかもしれません。
誰に見せるためでもなく、本当に些細なことだったかもしれません。
それでも私にとっては、とても印象的で、涙の止まらないシーンでした。
きっとお父様は、結婚式に出席したかったと思います。
息子さんの晴れ姿を目に焼き付けたかったと思います。
「おめでとう」「ありがとう」
この会話をしたかったと思います。
それは新郎様もきっと同じ想いで、シャンパンを注ぐ姿には、ありったけの
「ありがとう」
の気持ちが詰まっている
そんな気がしました。
私も昔に母を亡くしているので、もう直接感謝の気持ちを伝えることは出来ないけれど、
いつか自分が結婚するときには、母への感謝の気持ちを空へ届けたいです。
「ありがとう」
結婚式は感謝の気持ちを伝える場。
ブルーブランは、家族への想いを大切にしています。
川崎明菜
愛知県岡崎市の結婚式場・ゲストハウス
ブルー:ブラン